整形外科 内視鏡下手術

低侵襲手術とは?

  • 低侵襲手術とは、内視鏡下手術のことをいい、腹壁に小さな数個の穴を開け、腹腔に挿入した細径内視鏡の映像をモニターテレビで観察しながら、長くて細い特殊な器具(鉗子や電気メスなど)を用いて行う手術です。従来の開腹手術と異なり、体壁を大きく切り開かずにすみ、体腔内の臓器を手術室の冷たい乾燥した空気に長時間晒さないなどの大きな利点があります。
  • このため、術後の疼痛がほとんどなく、術後の快復や社会復帰が極めて早く、美容的観点からも著しく優れているなど、多くの特長を有しています。

整形外科での内視鏡手術について

  • 当院では手根管症候群、肘部管症候群などに対して内視鏡による低侵襲手術をおこなっております。従来の手術と手術の目的は同じですが、侵襲を小さくすることで傷の治りが早い、術後手を使いやすいなどの利点があります。

手根管症候群とは?

  • 手のひらの部分にある『手根管』という管腔を通過する正中神経が、さまざまな原因により障害を受けて、親指(母指)・人差し指(示指)・中指・薬指の親指側半分の全てあるいは一部がしびれたり、親指の付け根のふくらみ(母指球)がやせてものがつまみにくくなるなどの症状がでる病気です。

手根管症候群の内視鏡手術について

外来日帰り手術

  • 手術は基本的に局所麻酔、外来日帰り手術で行います。

神経の圧迫がとれます

  • 手首の1センチ程度の切開部から内視鏡(カメラ)を手根管に入れて、カメラで中を観察しながら『屈筋支帯』など手根管の屋根にあたる組織を切ります。
  • それにより手根管の内腔(正中神経の通る部分)が広がって、神経の圧迫がとれます。神経の圧迫をとることで神経がより回復しやすい環境を作り出すのがこの手術の目的です。

1週間~10日で治癒

  • 手術の傷は1週間~10日で治癒します。

手術後手指を使うことができます

  • 強い負担をかけなければ、手術後手指を使うことができます。
  • 症状の回復は神経の障害の程度によって異なります。過去の検討では75%の患者さんが、手術のあと2ヶ月前後でしびれがとれ、感覚も回復してきます。この時点で回復しない場合は、回復に1年程度かかる場合があります。筋力低下は6ヶ月程度で回復する場合が多いのですが、進行していると十分に回復しない場合があります。

手術の適応については術前の診察と評価が必要ですので、外来整形外科担当医にご相談ください。

病院概要Summary

所在地
〒302-0032
茨城県取手市野々井1926
電話番号
0297-78-6111(代表)
交通アクセス
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